古民家再築(美山)5

施工前の写真これで最後になります、玄関付近です、外壁の板壁はできるだけ

再利用します。

お客様が初めて目にするのはその家の玄関であり、玄関はおもてなしの気持ち

を表現する場所なのです。

玄関の格式は身分を示しており古民家の形式により部材の組み合わせが異なる

そうです。

玄関はそもそもは禅に入る入り口を意味し、平安時代の中門廊(ちゅうもんろう)

という玄関の前身であったものが武家の台頭とともに発展し、江戸時代に確立

されたそうです。

玄関は身分が表現される部分で、一部のものしか玄関を持つことは許可されず、

明治に入りやっと一般家庭にも造られるようになり、

また床の間と同じく「真、行、草」しん、ぎょう、そうの仕様があり、角材や

柾目を使ったものが、格式高いとされるそうです。

古民家の楽しみ方に庭を眺めるというものがあります。各家趣味を凝らし、日本の

四季や山河を箱庭と同じように凝縮して表現しています。

 

次回から工事状況をアップしていきます。

 

 

 

 


古民家再築(美山)4

浴室の施工前の写真です。 

今回の工事でシステムバスに変わります。                                        

                                                                     

↓和室A施工前の写真です、今回のお宅は、お部屋はすべて和室作り(真壁)です、

「真壁造」とは、構造材である柱が露出し、構造と意匠が直結した納まりになること

を真壁というそうです。つまり柱が見えている工法、伝統的な工法なのです。

「大壁」とは、柱の両面に仕上げ材を施し、柱を包み込む構成。

そして壁は、塗り壁で仕上げています、ほとんどの部屋は畳を外しフローリングに

変わります、現在の塗り壁は剥ぎ取り、新たに漆喰を塗ります、

漆喰(しっくい)とは、消石灰や貝灰に麻苆(あさすさ)炊き出した海藻のりを

練り混ぜたものです。今回の改修では、ちょっと多めの苆をまぜ漆喰仕上げに

します。

 


古民家再築(美山)3

施工前の玄関付近です、玄関とホール・廊下の仕上げ材が変わります。

 

↓キッチン付近です、流し台も新しくなります。

キッチンは、ほぼすべての仕上げ材(下地材)が、新しく変わります。

 

和室の隣にある広縁です、天井が低いですね、増築されてますね。この広縁の床を

取り、土間にします。

「広縁」は、通常座敷の外に直線上あるいはL字型に配置された通路部分で「くれ縁」

ともいうそうです。「濡れ縁」は、建物外部の庭に向けて設置された固定の床で、

壁や雨戸のないものです。

「縁側」とは、建物の縁(へり)部分に張り出して設けられた板敷きの通路、広縁

と濡れ縁の総称であるそうです。「人と出会いご縁があった」という場合の

「ご縁」の由来になったともされるそうです。

 


古民家再築(美山)2

改修前の和室二部屋です。この和室の心地よさ(強度を増す木材、畳、真壁、聚楽壁、等)

を残しつつ、新たな空間(リビング)へ改修していきます。

築50年ほど経っていますが、仕上げ材は、きれいです、改修する前にいろいろ点検が必要です

床下の調査を行った結果、床を支える束等の補強と、土台等腐食個所の

取り換えが必要になりました。

今回の改修でこの和室をリビングとして使う為、床はフローリングとし一部畳を敷きます、

天井の上にある建物を支える梁(立派な梁)を、リビングのシンボルとして新たな空間作りにも

役に立ってもらいます。

和室には、床の間もあります、

床の間の分類は、書のおける楷書、行書、草書と同じく「真」「行」「草」と分類します、

正式で格式の高い形が「真」で最もくずされた形式が「草」となりますが、その基準は極めて

曖昧で主観的なものであるそうです、床の間の形で考えれば、床の間、床脇、書院がそろって

居るものが「真」床脇、書院、いずれかを省略したものが「行」床の間だけのものが、「草」

とする考え方もあるそうです。するとこのお宅は、「行」ですね。

残念ですが今回の改修で床の間は、なくなります。

 

 

 


古民家再築(美山)1

一本の電話から事が始まります。

 

今回の古民家の改修は、東市来町美山です、いいところです

施主様は、東京からの移住です、古民家を購入し改修して、テレワークを活用してこの美山で働くそうです

改修工事の内訳の提案(プラン)(外構・建物外部・内部・水回り・腐食部分・害虫処理・断熱)など

打合せの結果 工事をさせて頂く事になりました。

建物外観です。施工前

約一年ぐらい空き家だったそうです。

門付近です。↑

手前に車庫があります。次回は内部施工前の写真を掲載しますね。


全国古民家再生協会、全国会員大会

東京で開催される古民家再生協会、会員大会に参加して鹿児島に帰る前に

東京都町田市の旧白洲邸(武相荘)に3回目ですが寄って来ました。

何度来ても刺激を受けます。

今回は、ご夫婦が趣味を楽しんだ工作室がレストラン&カフェとしてリニューアル

された、レストランで、次郎の親子丼とビールと海老カレーどちらにするのか

迷いに、迷った結果、ビールと海老カレーに決まりました。さすがにうまい。

次回寄るときは、次郎の親子丼かオムライスで悩むことでしょう。(笑)

ここは、バーの入口です、古民家の良さを十二分に醸し出された、ご夫妻に感動します。

 

 


ジャパトラ2・3月号

日々だいぶ暖かくなってきましたが、ジャパトラ2・3月号のご案内です。

 

二つの表紙からも春に向けた季節の移り変わりが感じられます。

弊事務所近くの公園の桜も、連日の雨にも拘わらず桃色豊かに咲いていました。

尚、今回ジャパトラ2月号おきましては、鹿児島県の木造空き家簡易鑑定士の方が紹介されていますので、ぜひお手に取ってご覧ください。


イタリア料理の美味しいお店

鹿児島中央駅から歩いて数分のところに、気軽に美味しくイタリア料理を楽しめるお店があります。

その名も、Bisboccia(ビスボッチャ)。

先日、数年ぶりに友人と急遽食事に行かせて貰いました。

実は、このお店のオーナーご夫婦、まだ弊社が開業して間もない頃、このお店のリノベーションを施工させて頂いたお客様なのです。イタリア国旗にも象徴的な緑色を基調とした佇まいのまま、この日はオーナーご夫婦とスタッフの方が、変わらず美味しいお料理を振舞っておられました。

ただ一つ変わっていたものが、、、それは床です。

写真では少しわかりにくいかもしれませんが、飴色よりもずっと濃い床にお気づきでしょうか。

このお店の床は、弊社のご提案と施主様のご希望により、無垢材の床で無塗装の板を使用しております。

無垢材・無塗装の床は、使い込むほど深い色合いを増していき、時間の経過と共にその色は変化していくのです。

深みを更に増した床が醸し出す雰囲気の中、現在も変わらず、お店を営んでらっしゃる風景に新鮮で懐かしくも嬉しく感じました。

今回は、ランチを頂きましたが、又いつか夜にもお邪魔させて頂きたいと切に願います。

イタリアの大衆食堂をイメージされてるとのことで、まさにその名の通り、気軽にそしてリーズナブルな価格で本格的お料理が楽しめますので是非お勧めです。

(ちなみに、当時のリノベーション時のbefore〜afterは弊社ホームページのリノベーション内にて掲載しておりますので、宜しければご覧ください。)

 

 

 


平成の大工棟梁検定in岡山

11月6日、岡山職業能力開発促進センターにて『平成の大工棟梁検定』が開催され、検定員として行って参りました。

皆さん、一生懸命、課題に真剣に取り組んでいます。今回は女性の方も奮闘しておられました。

伝統工法を支える技術だけにとどまらず、大工棟梁としての知識や心構えも問われる大工棟梁検定。

一般木造住宅の建築様式の変化に伴い、職人技の継承が懸念される中、非常に貴重な機会ではないでしょうか。


ジャパトラ11月号

ジャパトラ11月号です。"ジャパトラ”は、古民家にまつわる情報や知識、施工事例などが満載のとても読み応えのある古民家情報誌です(初めてブログに載せます)。

今月の表紙は、目を引くような秋らしい鮮やかな風景写真です。

毎月発行され、とても実になる情報誌ですので、これからも定期的にご紹介させて頂きたいと思います。

↑弊事務所にディスプレイされている植物です。

ジャパトラ表紙の鮮やかさとは対照的ですが、一応秋めいてはいます。

付け加えますと、今月のジャパトラ表紙は古民家フォト甲子園の過去の応募作品でテーマは「対照」だそうです。

対照、、、重なりました。

ジャパトラ、もしご興味のあられる方は、ぜひお手に取ってご覧ください。


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